2017年8月12日土曜日

『何を言うか』より『誰が言うか』


心にジーンとくる言葉とか名言てありますよね。
私も好きです。
確かに言葉によって、心が動いたり、勇気をもらえたり、気付かせてもらえたりすることってあると思います。

ただ、忘れてはいけない大事なこととして、
言葉というのは、ただの意味を持った文字の羅列です。
人が言葉として発するからこそ心に届く言葉となります

人の心を動かす言葉というのは、
『何を言うか』よりも、誰が(何を成した者が)言うのか、ということも大切な要因となります。

だからといって、別に偉人でなければ名言は言えない、と言うわけではありません。

大事なのは、その『関係性』です。
例え、社会的な地位が高く、偉人と呼ばれる人に言われた言葉よりも、
身近な友達から言われた、『なんとなくの一言』の方が心に大きな影響を与えることだってあります。

言葉は確かに我々人間が操るとても大事な意思疎通のツールです。
しかしそれは、言葉単体で発揮されるものではなく、
その『言葉を紡ぐ人』と『受け取る人』が、言葉の意味を本質を左右するのではないでしょうか。

だから私たちカウンセラーは、相談者との関係性というものをとても大切にしています。
それは『構造』と呼ばれる概念であったりしますが、
たくさん身につけた専門的な知識や技術が、より効果的に相談の場で発揮できるよう、
相談者さんとの関係作りにも気を配っています。

我々カウンセラーは『いい言葉』を伝えるのが役割ではありません。
もし、カウンセリングの中で、
「このカウンセラー、いいこと言うなぁ」
そう思っていただけたのなら、
私たちカウンセラーと良い関係が築かれている証拠なのだと思います。


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