2017年7月29日土曜日

行列に並ぶ心理


今日も仕事で栄に出ていたのですが。
この時期、そして今日は土曜日ということもあり、色々な所でイベントもやっていたようで、どこも随分と人で賑わっていました。
そして帰り道にも、色々な店に長蛇の列をみかけました。
店の外まで並び、手にはタオルで汗をぬぐっている人たちを眺めながら、
「さぞや暑いだろうに」と私まで汗ばんでくるような気がしました。

それでも並ぶ心理とは一体何なのでしょうか。
日本人は並ぶのが好き、と言われていますが、そこにはいくつかの心理学的な説明ができます。

教えて欲しいですか?
知りたいですよね?
でも、どうしようかなー。
教えようかな。
やっぱりやめておこうかなー。




……安心してください。別に私がおかしくなったわけでも、嫌な奴になったわけでもありません。

こんな風に、渋られると知りたくなってしまう事ってありますよね。
これも一つの、『並ぶ心理』の答えにはなるのではないかと思います。

『希少性の原理』などと言われますが、
人は、価値があったり、なかなか手に入らないものに対して、購買意欲が上がるという結果があります。
まさに行列というのは、
「多くの人が欲しがっているならば、並ばないとないと手に入らない!」
そんな希少性をくすぐられる部分もあるのでしょう。

他にも、『バンドワゴン効果』といって、
多くの人が求めているものが自分も欲しくなる。
そんな心理の裏には、流行しているものや、皆が良いと思っているものに対する安心感もあるのでしょう。
「みんなが並んでいるお店なんだから、きっとみんなが良いと言っているのだろう」
そんな気持ちが働くと、行列に並ぶこと自体が良いものを手に入れているという快感に繋がるというのも考えられます。

そして最後に、日本人特有というところで言うなら、
『同調行動』も挙げられるでしょう。
他の人と同じ行動をとることで安心するという、いかにも日本人らしい心理も影響しているのかもしれません。

こんな風に、行列というのは様々な要因があり我々の心をくすぐるようです。

最近はこういった心理学的な効果を、マーケティングなどにも活用している企業も多いようで、我々は日常ついついそれらの思惑に乗せられているのかもしれませんね。


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