2016年9月29日木曜日

心にぐっとくる名言⑰ ~カール・ロジャーズ編~


「この(治療的に有効な)プロセスが起こるためには、セラピストが理解的で、思いやりのある人として、十分にそこに存在していることが非常に重要である──最も重要な事柄はクライエントの感情と体験の中で起こるのだが──」
臨床心理学者 カール・ロジャーズ(Carl Ransom Rogers)

この言葉は、ロジャーズがワークショップで行ったオープンカウンセリングの解説で、締めの言葉として語られた一文です。

ロジャーズのセラピーに対する信念が詰まった言葉だと感じます。
『技術』でなく『態度』がセラピーには重要だと説き、
実際にその理論を多くの研究で実証してきた彼には、
自身の理論に対する絶大な信頼があったのだと思います。

しかしその信頼は、『自分』にではなく『クライエント』に対しての信頼こそがロジャーズの自身の理論に対する確認になっていたのではないでしょうか。

彼のスタイルの行きついた、パーソンセンタードアプローチ。
深く学べば学ぶほどロジャーズの人生を追っている旅のように思えてきます。


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