2016年6月30日木曜日

経験が人を善人にする


バーチャルリアリティを用いた『スーパーヒーロー実験』というのが興味深いですね。
実験の詳細はこちら↓↓
人間性も変えるバーチャルリアリティ!ヒーロー体験すると実社会でも積極的人助け

どのような実験か簡単に説明すると、
スーパーマンなどのヒーローを仮想的に体験した人は、そうでない人に比べて、実験スタッフがわざと物を落とすミスをした時に手助けをするなど積極的に人助けをする傾向が高かったということです。
つまり、自分がスーパーヒーロの経験を仮想とはいえリアルな経験として体験した人は、その経験が実際の行動にも反映するという、
『経験』によって『行動』にも変化が起こるというのは大変面白い結果だと思います。

私がカウンセリングで、何かしら目的を達成するというテーマの際に大切にしていることに、
『成功体験』というものがあります。
意味はそのまま、過去の経験の中で『成功』した『体験』のことでして、
その成功体験を意識できていることで、人はより能力を発揮することができます。

わかりやすく言えば、「自分はできるぞ!」と自信を持つことで、本来の力を発揮できるということです。
単純なことですがとても大切で、逆に「自分はきっとできない」と思いながら挑んだ時、その成功率は下がってしまいます。

人は、自身の経験や、それに伴う『自信』『思い込み』で大きく能力値が変わってくるものです。
今回紹介した実験でも、自分の体験(仮想ですが)が行動のきっかけになるというのは、
それだけ我々は『心』によって行動に影響されているという裏付けがまた証明されたということなのでしょう。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月29日水曜日

プロカウンセラーになるための実践ワークショプ(7月)のお知らせ


毎月恒例で開催しています、『プロカウンセラーになるための実践トレーニングWS』。
7月のテーマは、『実習とスーパービジョン』となります。

スーパービジョンという言葉は、対人援助職者(スーパーバイジー)が指導者(スーパーバイザー)から教育を受けることで、専門家としての資質の向上を目指すためのトレーニングを指します。

実際私も、臨床の現場で活動し始めた当時は、結構な頻度で指導者とのディスカッションの時間や、自分の行ったケースの振り返り・検討を行ってきました。

心理カウンセリングは、現場ではカウンセラーとクライエントだけの空間となります。
なのでどうしても、カウンセラーの価値観の偏りや技術の癖が色濃く出てしまいやすい構造になります。
自分では「上手くいっている」と思って進めていたケースに気づけないエラーが潜んでいたり、
最善手だと思っていた対応に、もっと良い方法があったり。
私自身が、スーパービジョンによって成長させてもらったことは確かです。

「自分のカウンセリングの長所はどこなのか、そして何が足りないのか」
そんな分析はなかなか独学では困難なものです。
そこで、自信のカウンセリングを模擬的に現場形式で行い、その中で現状の実力やこれからのレベルアップに必要なものを見つけてゆくことが期待できます。

特に、本や専門の教育で学んだカウンセリングの形式に縛られたカウンセリングではなく、自分の活動する(してゆきたい)領域でのカウンセリングの活用を目指すには、他者からの指導というのは欠かせない経験となります。

今現在カウンセラーとして活動されている方には、自分の技術の確認のために、
これから活動を考えている方は、自分の技術の維持と成長のために、
有意義な時間となるようお約束して、お待ちしています。

『プロカウンセラーになるための実践トレーニングWS』お申込みはこちら

カウンセリングオフィス+α お問い合わせフォーム
※希望メニューは「各種イベント」
※お問い合わせ内容に「実践WS申し込み」とご入力ください。

主催:カウンセリングオフィス+α
開催日時:7/4(月)13:00~16:30
参加料金:5,000円
参加条件:心理カウンセリングを学んだ方ならどなたでも

   
垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈


2016年6月28日火曜日

教わることは楽しい


最近ご縁のできたお仕事で、社会人向けビジネススクールの講師をやらないかというお話をただきまして、興味深そうな内容でしたのでやらせていただくことにしました。
そこで、私の講師としての能力を見るための『模擬セミナー』を先日行ってきました。
つまり、その会社の方の前でセミナーを行い、出来を見ていただくというわけですね。

カウンセラー養成学校の講師を始めた頃も、私を一人前の講師とするために先輩講師講師の皆さんの前で『模擬講義』をやった時を思い出し、もう十年近く前になるのかとなんだか懐かしいような、新鮮な気持ちでした。

しかし、自分の講義やセミナーを『評価』の目的で見られるというのは、どれだけこの仕事を続けても緊張するものです。
特にここ数年は、指導を受ける立場になることも減り、久方ぶりの「試される緊張」を味わいました。

結果としましては、無事合格ラインということで今後はそちらでも講師のお仕事をやらせていただくこととなりました。

その時に、模擬セミナーの聴講生役をしていただいた関係者の方たちからフィードバック(意見や感想など)をいただきました。
私の講義を初めて受けるうえに、更にご自身も講師として活動されている方たちからの意見というのは本当に参考になります。
自分ではベストだと思いやっていることも、ほんの少しの意見や感想で改善点が見えてきたり、思わぬ欠点が見えてきたりします。

普段は指導や提供ばかりの私ですが、こうして人からの意見を頂戴する期待というのは本当に貴重だとつくづく感じます。

以前にもこのブログで、通っているジムの先生に指導されることが嬉しいという記事を書きました
が、どうも私は年を重ねるごとに、キャリアを積むごとに、「ものを教えてもらう」ということの楽しさが増していっているようです。

「ものを教えてもらうこと」の楽しさ、あと30年早くその魅力と大切さに気づいていれば、もっと学生時代を有意義に過ごせたのだろうなと、後悔しないでもないですね。とはいえ、人生は一生勉強。
これからもこういった機会を大切にしていきたいと思います。


  垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月27日月曜日

オーラが見える?


私のカウンセリングルームは池田公園という街区公園に直面したビルに入っています。
比較的大きな公園なので、催し物が開催されることもしばしば。
今は金曜日から3日間、『イー・フェス』なる催しが行われていました。

どのような内容の催し物なのかははっきりとは分からないのですが、
どうやら美味いものが集まるイベントのようです。

金曜、土曜と天候のせいか少し寂しげな感はありましたが、今日は天気も良く日曜日ということもあり、大勢の人が立ち寄っていました。
夕方からは特に来場者も賑やかになり、少しオールドな音楽なども流れてちょっとしたBGM感覚で楽しませてもらいました。

とはいえ、カウンセリングという特性上、あまり騒がしくなるのは好ましくはないのですが、
幸いながら今のところ、これまでにベントがあった時でもクライエントさんからはカウンセリングの妨げになって困るというお声をいただくこともなく、問題なく立地場所と共存できています。

こういったイベント会場というのは、参加して楽しいのはもちろんですが、少し離れた所から眺めるというのもおつなものでして。
来場者の楽しそうな様子や、はしゃぐ子供たちの姿からは、プラスのエネルギーを感じます。
人は、楽しんでいる時や自分の好む行動をとっている時は、普段以上に生命力や力強さのようなものを発するように感じます。

逆に、ネガティブな気分の時や意に沿わない行動をしている時は、どことなく力なさげな、窮屈そうな印象を受けることもあります。
それを『オーラ』とか『波動』という言葉で表すことができるのかもしれませんし、
言葉に出来なくともそれは雰囲気や空気で感じ取ることができます。

カウンセリングを提供していると、来談された時とセッションが終了して帰られる時に、明らかに表情が変化しているクライエントさんは実にたくさんいらっしゃいます。

目に見える具体的な変化では、目が大きくなり、瞳に宿る光も輝きを増す、口角が意識せずとも上がっている、話し方が明瞭に、音量も大きくなっている、足取りが軽くなっている、などでしょうか。

そして、実際は物理的な変化はないはずなのに、なんとなくその人の周囲が明るくなったような印象も受けるんですよね。
これはきっと、立ち振る舞いや表情の変化がそんな印象を持たせるのだと思われます。
人は目に見ることはできない心理的な変化が、他者からの目に見える様子となって表出する。

「なんだか元気がなさそうだね」

そんな言葉をかけられたけれども自覚はない。
そんな時は自分でも気づけない微妙な差異が起きているのかもしれません。


 垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
 

2016年6月24日金曜日

スワンプマン(沼人間)解決編


スワンプマン問題、考えてみてくれたでしょうか。
「解決編」と偉そうに題してみたものの、この問題に正解はありません。

この問題は、人としての価値を『自我』に置くのか『人生の歴史』に置くのか『物理的な存在』に置くのか、などの価値観を通して、

『人とはなにをもって人とするのか』『人とは、自分とは何なのか』

という哲学のある意味命題を問う問題として扱われます。

例えば、
「生物としての特徴が全く同じならば、それはもう同一人物だろう」
そう思う方もいるでしょう。
確かに生物としての構造や物理的な存在に重きを置くならば納得できる意見です。

例えば、
「心は一つしかないのだから、全く同じ構造の生物だとしてもそれは別の心を持つ別の人間だ。心は唯一のもので、思考や記憶の問題ではない」
心を『魂』と言い換えてもいいかもしれませんね。
一人として同じ人は存在しないという考えは、個性や心の在り方を大切にするタイプのカウンセラーである私にも共感できる意見です。

例えば、
「死んだ男にはこれまでの人生があったが、スワンプマンは生まれたてだから、同じ歴史を歩んではいないので同一ではない」
人が生きると書いて人生。そう考えると、どのような人か、ではなく、どのように生きてきたのか、と重視するならなるほど納得できます。

このように、アイデンティティや同一性というものを、どのように捉えているかによって意見が変わってくるというものです。
『存在』の定義として『在る』とはどういうことなのか、そんなテーマにも繋がる、思考実験の紹介でした。

落語の『粗忽長屋』もやはり自分の存在が曖昧になってしまうという男の話ですが、
「自分が何者なのか」というのは人類にとって普遍のテーマなのでしょう。

皆さんは「自分が在る」ことをどのように証明しますか?

  
 垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月23日木曜日

スワンプマン(沼人間)出題編


『スワンプマン問題』と呼ばれる哲学の思考実験があります。
簡単に説明はしますが興味を持たれた方は調べてみてください。

まずこんな物語を想像してみてください。

ある男が森へハイキングへ行き、不運にも雷に打たれて死んでしまう。
その時、別の雷が近くの沼にも落ち、奇跡的な化学反応が起きた。
なんと死んだ男のコピーが雷の化学反応で誕生してしまった。
沼から生まれたこの男をスワンプ(沼)マン(男)と呼ぶ。
スワンプマンは死んだ男と全く同じ構造の生物であり、
容姿、記憶、思考すらも完全コピーしている。
そして沼から上がったスワンプマンは、死んだ男の家に帰り、その男と同じように日常を送る。

こんな仮定の話に対して、

沼から生まれた『スワンプマン』と、雷に打たれて死んだ男は、同じ人間なのか。
それとも別の生き物なのか。

という問題です。
どうしてこんなややこしい仮説を前提とするのかと私も疑問なのですが、もっと単純な話として、

死んだ人間の完全コピーはその人と同一なのか?

そんな問いだと持っていただければ問題ないかと思います。

さて、この『スワンプマン問題』ですが、どう思われますか?
次の記事で続きを書こうと思います。
それまで皆さんも考えてみてください。


  垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈


2016年6月21日火曜日

ストレスに対処法は存在するのか②


さて前回は、ストレスとはネガティブなことに対してだけ感じるわけではない、
ということをお伝えしました。
そして今日は、ネガティブなストレスについて。

自分にとって、不安や恐怖を与えるストレス要因もたくさんあります。
そんなものはない方がいいと思われる方も多いのではないでしょうか。

しかし、ネガティブなストレスだとしても、全く無い、ゼロの状態というのは実はあまり良いものではありません。

例えば、『焦り』『プレッシャー』『多忙』などは、日常でもよくあげられるネガティブな部類に入るストレスではないでしょうか。

「仕事の期日が迫っている焦り」
「期待に応えなければならないプレッシャー」
「仕事の量が多い」

そんな相談はカウンセリングの中でもよく扱われます。
そんなストレスを「無くしたい」と考えた時、
その対処法としては、ストレスを生み出しているものを排除する、こととなりがちです。

それが長期的に見てもベストならよいのですが、一時の緊急避難としてはあまりに刹那的過ぎる気もします。
そしてまた、結果的に別のストレス要因が生み出されてしまうことも珍しくないでしょう。

そもそも、「避けられない」「逃げられない」ことから生まれるストレスは、
それがあるからこそ「避けず」「逃げず」に対応できていると考えることもできます。
ストレスが努力をするためのカンフル剤にでもなっている、という感じでしょうか。

逆に、ストレスを感じなくなってしまえば「避ける」「逃げる」と回避行動ばかりを選択してしまうことになるかもしれません。

状況次第では、一時的に、または必要以上に感じてしまっているストレスから回避することは、心の健康のためには必要なことですが、
ストレスを感じない環境というのもまた不自然な、歪なものなのではないかとも思います。

生きている限りは切っても切れない『ストレス』。
無くすという方向で対処するのではなく、「折り合いをつけて上手く付き合う」
そんな方向性で捉えてみると、意外とよい解決方法が見つけるものかもしれません。


 垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
 

2016年6月20日月曜日

ストレスに対処法は存在するのか①



『ストレス』という言葉があります。
精神的なストレスというのは、とかく「悪いもの」と思われがちです。

しかし実は、ストレスとはネガティブなものばかりではないのをご存知でしたか?
例えば、昇進、結婚、妊娠など、一般的にはめでたいとされるイベントも、心には予想以上のストレスを与えるものと言われています。

実際に経験した人なら納得できるかもしれませんし、
それ以前にストレスというのはある意味、外部からの刺激に対する反応のことと言えます。
現状に変化をもたらすもの全て、何かしらのストレスの要因となり得るということですね。

「こんなに幸せな出来事ばかりなのにどうしてストレスを感じてしまうのだろう」

そんな悩みを持つ方も決して少なくはありません。
むしろ、「ストレスに感じてはいけない」という自分の感情を否定するような意気込み自体が、大きなストレスとなって心身に影響を及ぼすこともあります。

ストレスの対処法としてまず一番大事なのは、
自分がストレスを感じているということを認めること。

認められないストレスは次第に抑圧され、心の深く、扱い辛い領域へと追いやられてしまいます。
そうなると、原因不明のストレスとしてより大きな不安を招いてしまいます。

良いことも悪いこともストレスとなり得る。
そう自分に納得することで、少なくとも「ストレスを感じている自分自身」に抱く無用なストレスは軽減できるのではないでしょうか。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
 

2016年6月19日日曜日

心にぐっとくる名言⑯ ~モハメド・アリ編~



「俺は世界を震撼させた。俺は世界の王だ。俺は最高、俺は偉大だ。世界を揺るがしたんだ。」
 
モハメド・アリ、魂の名言集「不可能など、何もない」より

今月亡くなった、モハメド・アリの言葉です。
彼は偉大なボクサーとしてだけでなく、その存在自体が多くの人に影響を与えた、偉人だったと思います。

彼の特徴として『ビッグマウス』があります。
試合前のパフォーマンスとして、必要以上に相手を挑発したり、予告KOなどの大言を吐くことでも話題でした。

そんな彼のビッグマウスは、自らを鼓舞し、背水の陣に追い込むことで結果に繋げようとする、彼なりの成功哲学に基づいた行動だったと言われています。
そんな彼の価値観が表れているこんな言葉もあります。

「人間が困難に立ち向かう時、恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。私は私を信じる」

そう、自分の力を、やってきた努力を誰よりも信じているからこそのそのスタンスなのでしょう。
ただ大口をたたけば結果はついてくるわけではありません。
それはただの妄言、戯言です。

自らの力を誰よりも認め、その価値を信じるという心を持つことに対して凄みを語るのは、少し彼に失礼な気がします。
むしろ、そこまでの自分に対する信仰を持つに至った経緯こそが彼の本当の凄みなのではないでしょうか。

自信は『持つ』ものでも『つける』ものではなく『成る』ものだと私は思います。

 
垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
 

2016年6月18日土曜日

久屋大通公園


先日、午前中の用事のついでに久屋大通り公園をぶらりと通り抜けていました。
考えてみればここを端から端まで通り抜けたのは初めてのこと。
その中でも『リバーパーク』という公園北部のエリアがとてもいい雰囲気でした。
こんな近くにこんなに心休める場所があったのかと今更の発見。
以前の職場が目と鼻の先だったのですが、灯台下暗しというやつですね。


ロサンゼルス都の姉妹都市のモニュメントや、南京との友好都市を記念した広場があったり、メキシコ市とも姉妹都市関係を結んでいたりと、
なんとも多国籍ながらも絶妙の調和がとれていて景色を楽しみながら探索していました。


具合のいい森林もあり、午前中のまだ涼しい時間帯なら散歩に最適です。

もう名古屋に住んで7年になりますが、まだまだ知らないところはたくさんあるようです。
自分の住む町のまだ見ぬ一面を見つけると、なんだか妙に嬉しいような照れくさいような、そんな不思議な気分になります。

自分の性格の、自分でも気づかなかった一面に気づいた時のあの感覚に似ているかもしれません。
知っているつもりで意外と知らなかったものに触れる。

これからそういう経験を増やしていきたいと思った、そんな日でした。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月15日水曜日

自分の世界の外側


昨日の記事で『夏は憂鬱』という話をしました。⇒『夏は憂鬱』
私の場合は、夏という季節は心配事を連想させるという理由での好き嫌いでした。

しかし、季節や天気などは明確な理由がなくとも人の気持ちに影響を与えます。
わかりやすい喩で言うなら、

「晴れた日は楽しく、雨の日は憂鬱に」

というやつです。

確かに、太陽がさんさんと降り注ぎ、ぽかぽかとした陽気の日は自然と気分もうきうきとしてくるものです。
無性に出かけたくなったり、体を動かしたくなったり。
逆に寒い日は動くのも億劫になり、何もやる気がでなかったり。
そして雨の日にはなんとなくアンニュイな気分になったり。
ジメジメとした不快指数の高さにはイライラしたり。
天候が気分に与える影響というのは馬鹿にしたものじゃありません。

しかし、だからといってその判断基準は皆が一緒とは限りません。
寒い日の方が気分が落ち着いて、暖かい日には不安になってしまうという人だっているのです。
昨日の記事の私などがそのいい例ですね。

人の精神に影響を与えるものはたくさんあるもので、
今回は天気の話をしましたが、他にも音楽であったり、視覚的な情報であったり。
はたまた、特定の人、場所、匂い、行動、思考 などなど。
様々なものや事象に、我々の気分は左右されます。

しかしそれは、決して画一的ではないということを忘れてはいけません。
自分に、そして大多数の人にとっては何でもない「もの」や「こと」だけれども、特定の人にとっては死ぬほど恐ろしい。
そんな事だってあるわけです。

もっと簡単に言うと、
「自分にとっては常識であっても、相手にとっても常識であるとは限らない」
自分の価値観は絶対的な基準にはならないということです。

他者と交流する際に、すれ違いや意見が食い違うことなど当たり前に起こります。
その時に
「この人は変人だ」
と、排除してしまうか
「自分とは異なる考え方をする人なのだな」
と、理解しようと努力するか
そのどちらを選ぶかによって、その後の交流関係は全く違ったものになります。

どちらが正しいとか間違っているとか、ましてや善悪などの問題ではありません。
ただ、自分の常識とは合わないからといって排除してしまい続けていると、自分の世界の広がりには限界があるのではないかな、と思います。
もちろんこれも正解だなんて断ずることはできません。
でも、私はそう思っているというだけで、
ただそれだけで新しい世界に踏み込まんとする時の自分を動かす行動理念としては十分だと思っています。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月14日火曜日

夏は憂鬱


ここ数日は梅雨に入ったこともあり、気温が蒸し暑い日が続きますね。
まだ夏の暑さには及ばないものの、部屋にいると汗ばみます。
夏が苦手な私としては、好まない季節の到来に若干の憂鬱さを感じています。

私の自室のパソコンは、数年前から調子が悪く、時折突然電源が落ちるようになりました。
もう長く使っているので買い替えの時期なのだと諦めもつくのですが、これが不思議なもので、
症状が出るのは夏だけなんですね。
恐らくはパソコン内部の排熱の不具合なのでしょう。
去年の夏も症状が深刻になり、本格的に買い替えを検討しているうちに涼しい季節になり、
症状が出なくなったので使い続けていたのですが、
またここ数日は、症状が出始めました。

そしてもう一つ。
私の実家で飼っていた犬も、夏になると調子を崩していました。
獣医で診てもらったところ、加齢による脳の病気らしく、暑い時期になると症状が出ていました。
そして涼しくなると症状が治まる。
そんな状態で数年続き、3年目の夏に亡くなりました。
もう10年近く前の話ですが、その頃も毎年夏になると憂鬱さを感じていたことを思い出します。

どうも私は夏と相性が良くないようで、
もともと暑いのが好きでないうえに、そういった理由で夏という季節にはネガティブなイメージを持ってしまいます。

とはいえ季節は巡るもの。
四季がある国に住む以上は避けられないものですので、
夏に憂鬱さを感じつつも、それによって必要以上に心にストレスをかけないよう心がけています。

暑いのは嫌いですが、夏の風物詩の花火は好きなので、
今年は花火をたくさん見に行き、夏を好きになってみようと思います。

 
垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月13日月曜日

怖いよペッパー君


今日、ちょっと用事があってソフトバンクのショップに行ったんですね。
そこに居たんですよ、Pepper(ペッパー)君が。
実物を見たのは初めてだったのですが、
怖いですね……あれ。

まず、入店して目的の窓口を探していると、視線を感じたんです。
少し離れた所から、ジッと私を見ていました。
若干肩を落として、下からねめつけるような視線。

目が合ってしばし見つめ合っていたのですが、
微動だにせず、無表情で、次の行動が一切読めないその佇まいに恐怖に近い感覚。
なかったことにして移動しても首だけを動かして視線が追いかけてくる。
あれは正直怖いですよ。

もちろんわかっているんですよ、ペッパー君に意図はないし、感情をこめて視線を送っているわけではないということは。
ある意味、『無』に対して自分で勝手にで恐怖を作り出しているということは。

しかしそれは人間の脳の反応として仕方のないこと。
人は、『意味』を見出そうとする生き物です。

『シュミラクラ現象』という言葉をご存知でしょうか。
類像現象とも言いますが、人間は点(・)が三角形に3つ集まって配置されていると『顔』を認識してしまうという脳の働きです。

・ ・
 ・

↑こういうことですね。顔に見えますよね。
意味など無い、ただの記号の集合体にも関わらず、人はそこに『顔』あまつさえ『表情』を見出してしまいます。
心霊写真などと言われるものの多くは、このシュミラクラ現象によって起きていると言われます。


私はペッパー君に、「何かわからない得体のしれないもの」を見出して恐怖を自ら生み出しましたが、人によってはペッパー君の表情に、「愛らしさ」や「幸せ」を見出すのかもしれません。

それは日常的な物事の受け取り方でも同じことが言えるもので、
言葉一つ、行動一つをとっても人によって見出す意味は違ってくるのでしょう。

日常を楽しく過ごすヒントは案外そんなところにあるのかもしれません。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

しゃべり暮らし


ここ数日ブログをお休みしていました。
時期的に、企業さんの研修のお仕事が立て続いておりまして、連日しゃべりっぱなしの毎日でした。
スケジュールの影響でカウンセリングの予約枠も若干とり辛くなっていたことをお詫びします。

企業さんの研修は、主にメンタルヘルスやコミュニケーションの内容の講座が多く、自然とレクチャーが中心となります。
大勢の方を相手にレクチャーをしていると、気が付くことがあります。
それは、レクチャーの中で、反応する箇所が人それぞれだということ。
当たり前のことではあるのですが、所謂『ツボ』というのはこんなにも個人差がるのかと驚きます。

例えば先日は50人規模の研修だったのですが、
一つのことを説明する時に、わかりやすく理解してもらうために例え話を交えて説明します。
人間関係の心理的な現象を説明する際に、『親子』『恋人』『友人』『上司部下』など、
例える関係性によって、反応の大きさに個人差が明らかに出ます。

親子関係で例えた時は、大きく「うんうん」と頷いていた方が、恋人関係で例えた時には反応が薄かったり。
またその逆も然り。

やはり人は、自分に関連する事柄だったり、身近な話題には無意識にのうちに興味をそそられるものです。
その興味の差がレクチャーに対する反応の差として表れ、
たった50人という人数でも、その差は如実に感じ取れます。

そう思うと、話をする職業でもある私は、いかにたくさんの人の興味にヒットするような話の引き出しを持つか、ということが求められます。
話をする限りは退屈せず楽しく興味深く聞いてもらいたいものですからね。

これからも先の長い人生。たくさんの経験をし、その経験を話の引き出しとしてゆくためにも、
日常の出来事を漫然と通過するのでなく、一つ一つ大事な経験として捉えてゆくことが私のような職業の者の企業努力となってゆくのでしょう。

気が抜けないけれど、人生がそのまま仕事の深みとなってゆくと思うと、やりがいのある仕事だと改めて感じます。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月9日木曜日

悩み事と解決への仕組み


ここ数日は日中は暑いですが、朝晩は涼しい日が続いていますね。
夏の暑さが苦手は私としては、涼しい時間があるというのは好ましいのですが、反面一日の中で温度差があるというのも不便なもの。
体調管理の難しい時期ですね。

そんな今の気候、服が困ります。
私は普段はスーツはあえて着ず、ビジネスカジュアルな服装を心がけています。
仕事柄、関わる年齢層が様々ですのでね。
特に未成年の相談者だと、スーツは構えさせてしまうこともあるので。

だからこそ服装に困るんですよね。
程よく涼しく、しかしだらしなくない、でも清潔感のある、そんな服装が求められます。

「でも毎日同じ服というわけにもいかない」
「でもあまりたくさん買っても、着れる時期は限られているし」
「上にジャケットを着ておけばいいのかな、でも薄手のジャケットってあまり種類がないんだよなぁ」
「でもジャケットの下にシャツを着ると暑い」
「でもシャツを着ないとちょっとラフすぎるしなぁ」
「もうやだ!夏なんて来なければいいのに!」

こんな風に「でも」ばかりです。

これは良くない傾向ですね。
今回は服の事だけなので大した問題ではないのですが、これが悩み事だったら結構深刻です。

①ある悩み事や困ったことに対して、解決策を自分なりに考える。

②しかしどの解決策にも「でも……」とデメリットが予想されてしまいなかなか良い解決策が思いつかない。

③悩んでも仕方ない(努力では変えることが出来ない)部分に対して「~だったら」「~であれば」解決できるのにという考えに行き着いてしまう。

④八方ふさがりで解決しない。

これが悩みのスパイラルの一例であり迷路の始まりです。
「でも」や「たら・れば」ばかりを悔やんだり恨んだりしても未来が変わることは難しいでしょう。
だから、私はそんな悩みのスパイラルに迷ってしまっている方とお話しする際にはまずここからはじめます。
それは

「今、ここ」

過去に固執してしまうと、「今ここで何が起こっているのか」を見落としがちになってしまいます。
過去の影響で現在の状況が引き起こされているという事実、つまり因果関係は確かにあるでしょう。
しかし、その過去はどうあっても変えることは不可能です。
なら、その過去を認めて受け入れた状態で、そんな自分がこれからどうしいてゆけばいいのか。
それを考えてゆくほうが建設的なのではないかと私は考えます。

そしてその「これから」を考える為に必要なのは「過去」ではなく「今ここ」なのではないでしょうか。
未来を見据えた状態で過去と向き合わなければいけない必然性がでてくればそれは必要な事なのでしょう。
そうなるとその「過去を考える」行為は「未来へ向かうため」の行為となるのです。

服の話なのになんだか理屈っぽい話になってしまいましたね。
本人にとっては、悩みに大小はありますが、悩みの仕組みというのは案外単純なものです。
複雑になってしまった悩みをシンプルにしてゆくのも、カウンセリングの効果の一つです。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
 



2016年6月7日火曜日

孤独感はネットで癒せるのか


 ある心理学者が、
「孤独感を癒すにはネットでのコミュニケーションでは不十分」
という旨の研究結果を発表したそうです。
興味がある方はこちらで記事本文をどうぞ⇒
孤独感をやわらげるにはネットでなくリアルで顔と顔をつきあわせる必要があることが研究で判明

確かに、直接的でない、何かしらを介したコミュニケーションには限界はあるでしょう。
その反面、ここ数年でコミュニケーションツールは随分多様化しているのも事実です。
携帯電話をはじめとして、パソコンでもチャットや各社メッセンジャーソフト、オンラインゲームなんてものもあります。

もう、距離なんて関係なく様々な人と会話ができる時代になりました。
言葉の壁さえ越えれば、地球の裏側の人とだって会話ができるというのは単純に凄いことだと思います。

しかし便利な反面、今回紹介した記事のように、バーチャルな人間関係しか築けなくなってしまう危険性があるのでは……、
そんな意見もよく耳にします。

どうなんでしょうねぇ。
これはあくまでも私個人の意見なのですが、バーチャルな人間関係って、それも一つの「人間関係」のあり方だと思うんですよ。
もちろん、リアルの人間関係よりは不完全な部分は多くあると思います。
しかし、現代社会での人間関係の希薄さは皆さんも承知のこと。
そんな中で、ネットを通じてとはいえ誰かとコミュニケーションをとるというのは決して間違ったことじゃないと思うんです。

以前に、ひきこもりの支援をネットで行っている団体の記事を見たことがあります。
この記事の中でも、ネット媒体に対する依存が危険視されていました。
しかし、リアルの人間関係へのワンステップという位置づけであるなら、バーチャルなコミュニケーションは対人関係のスキルを身につける場や、孤独感を一時的とはいえ解消できる場としては有効だと思います。

コミュニケーションの形に決まりなんてありません。

必用なのは「他者と自分」

大事なのは「他者とかかわろうとする気持ち」

この二つさえ持っていれば、誰とでも、どこでだって繋がりあうことはできるのではないでしょうか。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月5日日曜日

プロカウンセラーになるための実践ワークショップ


毎月恒例開催のワークショップ、今日も行ってまいりました。
上の画像はワークショップの一場面です。皆さん真剣に取り組んでくれていましたよ。
今日のテーマは『ゲシュタルト療法』ということで、エンプティチェアの練習をみっちり行いました。

これはカウンセリング全般に言えることなのですが、
どのような療法や手法を学んだとしても、ただマニュアル的に覚えただけでは実践には活かせません。
大切なのは『目的意識』。

「今自分が行っているこの手法は、何を目的としているのか」

それを意識することが大切です。
言葉がけ一つ、誘導の判断一つ、それらすべては意図を持って行われなければなりません。
時には、マニュアルから外れた判断も必要となるでしょう。
同時に、その判断をする時の、期待できる『効果』と『リスク』を共に認識する必要もあります。

それが専門家としてカウンセリングを提供するもののプロ意識に繋がるものだと思います。

そして、目的意識を持つというのは日常的にも求められることです。
どのような職業、立場、主張だとしても、ただ意図もなく漠然と行うのではなく、
自分の意思を持って目的意識をしっかり持って行う。

朝早く起きる、ジョギングをする、映画を見る。
そんな何気ない行動にも、「○○のために」と目的意識を持つこと。
ただそれだけで、日常の行動の多くがより有意義なものとなり、人生を活き活きと彩ってくれます。
 

垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
 

2016年6月3日金曜日

最善手


少し前の話題になりますが、大相撲で横綱白鵬の36度目の優勝を決めた日馬富士との立ち合い。
『変化』という所謂、向かってくる相手をかわすという戦法を取り批判されるということがりました。
理由は「横綱らしくない勝ち方」ということのようですが、これはとても難しい問題だと思います。
相撲を『勝負事』として見るのか、神事や祭りの『様式』として見るのか。
長い歴史と伝統があるからこそ、判断が難しいというのもあるのでしょう。

個人的には、『勝ち負け』を競う以上は、ルール内であれば勝つためのできることに全力を尽くすべきだと思います。
というのも、私自信も昔空手をしていましたが、なにせ身長や体重、つまりフィジカルが弱く、体の大きい人には敵わないことが多くありました。そこで、勝つためにはどうすればいいか、と必死で頭をひねりました。
結果、フェイントや変則的な技が上手くなり、それで何とかこなしていた経験があります。
正面からぶつかってしまってはどうしてもハンデが乗り越えられなかったからこその工夫、と自分では納得しています。

世界的に有名なアメリカの漫画『スヌーピー』の言葉で
「配られたカードで勝負するしかないのさ」
というのがあります。

これは私のカウンセリングの考え方にも通じていて、
困難によって人生の道が塞がれてしまった時に、
その困難に正面から立ち向かい突破するだけが解決ではないと思っています。
時には困難を避け、かわし、逃げることで良い結果に繋がるのならば、何ら恥じることのない戦略だと思っています。

困難を打ち勝つ戦術を練ることも必要なのですが、
最終的な目標を達成するためには、自分にできる最善策を尽くすべきだと考えます。

悩みや困難に直面した時は、それを打ち破らなければ前に進めないように感じてしまいますが、
横に進んでも一旦後ろに下がっても、回り道をして前へ進めるのならそれも立派な前進なのではないでしょうか。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈

2016年6月1日水曜日

ポイントカード完成

みなさんのお財布の中には、現金以外に何が入っていますか?
免許証やクレジットカードなどはきっと結構な確率で入っているのでは。

私の場合はそれに加えて、ポイントカードが多数入っています。
最近多いんですよね。
コンビニ系、美容室、雑貨店、洋服屋、カー用品店などなど。
数えきれないほどあって、気が付けば財布がパンパンに肥えてしまい
仕方なくポイントカード入れを別にして持ち歩いています。

『整理術』や『お金を貯める方法』などの本を読むとポイントカードを貯めるのってあまり推奨されていないようですけどね。
でも、買い物をするたびに貯まってゆくポイントや、会員優待などお得感があってついつい集めてしまいます。
なんというか、そのお店との距離が縮まったような気がするんですよ。

というわけで、名古屋 栄カウンセリングからのお知らせです。
はい、作りました。ポイントカード。
↓↓↓詳しくはこちらをクリック↓↓↓

http://sakaecog.web.fc2.com/pointcard.html
いつものように当ルームのマスコットキャラ、りすが紹介してくれています。

カウンセリングや教育分析など対面のメニューが対象で、5つ貯めると2,000円のキャッシュバックとなります。
カウンセリングは一度で終わりでなく、継続的に利用される方が多くいらっしゃいます。
ですので、少しでも利用しやすく感じていただけたら、ということで企画してみました。

皆さまにとって、身近なカウンセリングルームでありたい。
そんな私たちをこれからもよろしくお願いします。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈