2016年3月27日日曜日

昔はよかった……のか?


先日テレビで『90年大ヒットソング特集』的な番組を見ていました。
90年代というと私が、高校~大学という時代。
わかりやすく言えば、人生で最も遊んでいた。
流行りの言葉で言うところの、『リア充』だった時代です。

不思議なものです。
その頃のヒットソングって、今でも空で歌えるんですよね。

またその反対で、
今の流行曲ってほとんど歌えません。
なんというか、印象に残らないので覚えられないんですよね。

所謂これ、
「昔はよかった」
ってやつですよね。
オジさんになると誰もが言い出すやつです。

若い人にとっては失礼な話ですよね。
ただ、本当に人は昔と今を比べると言ってしまうんですよ。
「昔はよかった」って。

理由としてはいくつか挙げられます。
例えば、人の記憶は意外と曖昧なもの。
昔の記憶はいつの間にか『修正』されて、いい思い出として保存してしまう。
所謂、『思い出補正』というやつがかかってしまうとか。

例えば、人は基本的に『新しいもの』よりも『馴染んだもの』に安心感を得ます。
それは年を重ねれば重ねるほど顕著になります。
だから、昔の馴染みのあるものに対しての評価が自然と高くなるとか。

昔を美化するというのも悪くはないのですが、
その反動で『今』を卑下したり価値をディスカウントしてしまうのはいただけません。
『今』だってあっという間に『かつて』になるのですし。

昔も今も両方楽しめる人が一番楽しんでいるのかもしれませんね。

ちなみに、オジさんがよく言う台詞である、「今どきの若いものは」。
このフレーズは古代エジプト時代からあった。
そんな都市伝説が流行ったことがありました。
笑い話にされちゃうくらいメジャーなフレーズなんですね。


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