2016年2月14日日曜日

バレンタインデーを有効に恋愛に発展させる方法はあるのか


さて、本日は2月14日。そうバレンタインデーです。
女性が男性に愛を込めてチョコレートを贈る日……
というのは日本だけというのは結構知れた話。

本来の起源は、キリスト教司祭のヴァレンティヌス。
結婚が禁止されていた269年、そんな時代の中で若者を秘密裏に結婚を許した罪で処刑されました。
その処刑された日がユノ(神の女王)の祭日2月14日。
そこで、恋人達の日として祝われるようになったということです。

ですので、女性から男性という一方的な愛を伝える日ではなく、
本来は恋人たちが愛を誓い合ったり、男女関係なく想い人に告白をするというイベントとなりました。
欧米では花束やメッセージカード等が主流のようです。

チョコレートというのは、このイベントに目をつけた日本のお菓子業界が、
「愛する人に贈るプレゼントはチョコレートがいいよ!」
そんなキャンペーンが定着して今に至るということです。

いやはや、どの世界も商才のある人というのは目の付け所がシャープですよね。

さて、愛の告白といえば心理学でよく話題に出されるのが
『吊り橋理論』と言われる心理効果です。

説明の必要もないでしょうが、
恋愛をしている時のドキドキした状態、その状態を意図的に作り出すことで、
恋のドキドキと、その他のドキドキ(例えば恐怖や興奮など)を勘違いしてしまい、恋愛感情を起こしやすいというものです。

確かにこの理論、カナダの心理学者によって「生理・認知説の吊り橋実験」として実証されてはいるのですが、ホントなのでしょうか。
確かに、吊橋のようにドキドキを想起しやすい場所、例えばお化け屋敷やジェットコースターなども同じような効果があるそうですし、同じ苦難を乗り越えた男女には恋愛感情が実りやすいというのも、あながちないとはいえません。

ただね、忘れてならないこととして、やはりこれは効果があったとしても所詮は勘違い。
勘違いがずっと続くというのはあまり考えられません。

同じように、吊り橋理論を使わなくとも、恋愛のきっかけは勘違いが多かったりします。
勘違いというと語弊があるかもしれませんが、恋愛のきっかけの多くは一側面から始まると言いましょうか。

例えば、顔がかっこいい(可愛い)とか、声が好きとか、趣味が合うなど色々です。
何にしろ、何かしらきっかけを持って相手に興味をもつことから恋愛が始まるというケースは多いですね。
そして、そのきっかけから相手に興味を持ち、より深く知り合い、相手のことをいつしか好きになる。

だから恋愛の第一歩は、『興味を持ってもらう』こと。
興味を持ってもらえなければ、どれだけイケメンでも、内面が素敵でも相手は恋愛対象として見てもらえません。
なので、興味という意味で言うなら、『悪い印象』でも時としては興味のきっかけとなります。

漫画では初対面にビンタがあると、
「あ、このキャラクターは後々主人公が好きになるんだな」なんて予想出来てしまうくらい定石だったりしますね。

ですので、吊り橋効果も同じ。
一時的な恋愛状態を作り出せたとしても、
その状態を持続させることが必要となります。
つまり、もっと好きになってもらう努力が必要、ということですね。

バレンタインデーがきっかけとなるかもしれません。
もしいま意中の人がいて、その人と自分に接点が作りあぐねているのなら、
まずはなんでもよいので、興味を持ってもらいましょう。
そこから恋愛が始まるかもしれません。

恋愛は至上のコミュニケーション。たるみでした。


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