2016年1月16日土曜日

心にぐっとくる名言 ⑭~マツコ・デラックス編~



 「男と女が分かり合えるなんて幻想ですよ。男と女どころか、個体と個体が分かり合うなんて幻想。だからアタシは感情は出すべきと思ってるのよ」

マツコ・デラックス(タレント)

ちょっといつもとは違うところから引っ張ってきました。
マツコ・デラックスさん好きなんですよね。
毒舌というか辛口コメントのできる芸能人が受けている昨今、
この人はその中でも飛びぬけて綺麗な毒を吐くなぁと思うんですよね。
嫌味じゃないし、下品でもない。

なので名言シリーズとして拝借させていただいたわけですが、
別にこの言葉(考え方)はマツコさんだけが言っている訳ではないですね。

だからこそ、多くの人が気づくことであり、声を大にして言いたいことなのでしょう。
「もっと気持ちを表に出そうよ!」
ただそれだけです。

男女とか年齢差とか立場とか、
そういう問題じゃなくて、人は他人のことを理解するのはとても困難です。
無理といってもいいでしょう。
表面的なところや一部分は理解できたり察することができたりするでしょうが、
「わかりあえている」
そう感じるには至らないのが現実なのではないかと思います。

親や友人、恋人や夫・妻など、他者に対してがっかりする経験や怒りを感じる経験が一度もない人などいないと思います。
そんな時に多いのが
「わかってもらえなかった」
という感情です。

でもここで考えてみてください。
『わかってもらう努力』
ちゃんとしてましたか?

「私の気持ちは言わなくてもわかるでしょ」
それはちょっと相手にとっては難しいかもしれませんよ。
だって、
『相手がわかろうとしない、わからない気持ち』
あなたにだってわからないでしょう?

人と人は思っているよりもわかりあえないものです。
だからこそ、わかりあう努力が必要なんですね。

方法は簡単です。
自分の気持ちをちゃんと伝えること。
思いを、考えを、感情を、欲求を、不満を、怒りを、立場を、生い立ちを、信念を。
自分のことを伝えられるのは自分しかいません。

上手に伝えられなくなっていいのです。
一生懸命伝えているその熱意が何かを伝えてくれるかもしれないし、
伝えようと試行錯誤している過程で適切な伝え方が見つかるかもしれない。

そもそも、カウンセリングでは多くの方が、
一生懸命自分のことを話すことを通して、自分の本当の気持ちや思いに気づかれていきます。

だから、我々カウンセラーはその人のことがわかるのです。
だって、伝えてもらうのがカウンセリングの第一歩だから。

「カウンセラーって人の気持ちを理解したり読みとったりできるんですよね」
そう聞かれることがよくあります。

全然できません。もしできるとしたら、
相手の気持ちが理解できるように表現してもらうようサポートするのが上手。
ただそれだけです。

まずは話してみることから始まります。たるみでした。


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