2015年12月26日土曜日

スターウォーズの魅力とは


EP7が公開され、10年ぶりの新作ということでも話題になっています。

かくいう私もスターウォーズファン。
DVDBOXも勿論持っています。

言うまでもなく、製作総指揮でもあるジョージ・ルーカス作品は本作やインディ・ジョーンズシリーズのように他にも多くの名作を生み出しています。

その中でも本作は、特にファンが多く、そして10年経つ今でも新作に大きな話題性があります。
どうしてスターウォーズはこんなにも人を魅了するのでしょうか。

ジャンルとしては所謂『スペース・オペラ』と言われる宇宙活劇ですが、
多くのファンを魅了する理由として、その世界観の奥深さがあります。

まず1997年に公開された劇場第一作。
これは実はエピソード番号としては4部にあたります。
全9部作の4部からスタートするというのはとても珍しい手法なのではないでしょうか。

背景としては、全物語を制作するには、商業的な成功を収める必要があるということで、一番面白い(アクション性の高い)EP4から制作ということだったそうです。
そしてその目論見は見事的中。3年後には続編が、また3年後には続々編が。
そして16年後にとうとうEP1からなる3作を制作という大変珍しい手法でした。
そのため、物語のストーリーが複雑になっています。
そしてそれこそが、本シリーズの魅力のひとつとも言えるのでしょう。

「この主人公はなぜ強いの?」
「どうして戦っているの?」
「え?敵が○○なの?」

わからないことばかりなんですね。
そりゃそうでしょう。その部分のストーリーを我々は知らないのですから。
だからこそ、見進めていくうちに明らかになっていく伏線にカタルシスを感じるのです。

「なるほど、だからEP4ではああだったんだ」
そんな謎が解かれていくストーリーは爽快ですらあります。

そしてもう一つの魅力。これが奥深さでしょう。
スターウォーズは登場人物だけでなく、登場する架空の惑星、宇宙船などに事細かな設定がつめ込まれています。本編を見ていても知りようがないような、知っていてもストーリーを理解するには関係がないようなことまで、しっかりと設定されています。
まるで、実在するかのように見えない部分にまでドラマを盛り込んでいるんですね。

なので、見ている我々はいつしか、登場人物たちが、登場するメカや土地さえもが、
まるで本当にあるどこか別の世界の物語なのではないかと、
そう思わせるに足る奥深さがあります。

物語というのは、その多くが登場人物の人生の一部を切り取っています。
物語のために生み出された人物なのですから、それ以外の人生は白紙でよいのでしょう。
しかし、スターウォーズには物語に直接関係しない部分にも人生を想像させてくれるのです。

人はみな人生を歩んでいます。
しかし、よりドラマチックな人生に夢を持ちます。
そんな欲求を叶えてくれるのが、映画や小説などの物語を通した仮想体験でしょう。

その仮想体験が、物語の枠を超えて、
まるで一人の人生を、ましてや波乱万丈で冒険やロマンスのあふれる人生を身近に感じさせてくれるとしたら。

スターウォーズに夢中になる人の中には、きっと登場人物の人生を自分の経験として、ありありと楽しんでいる。
そんな人が多いのではないでしょうか。

人生にドラマを。たるみでした。


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