2015年11月3日火曜日

頑張るためのモチベーション


働く犬たちの中に、『災害救助犬(レスキュー犬)』というのがあります。
日本でも震災の時などに瓦礫の中から生存者を発見する為に働いていたのを見た人も多いのでは。
そんな災害救助犬について、最近ある本で知ったことなのですが。

瓦礫の中から生存者を発見する仕事をしている救助犬たち、
しかし見つけられるのがすでに亡くなられている方ばかりだった時、
傍から見てもわかるほどに彼らは意気消沈して元気がなくなっていってしまうのだそうです。

そんな状態を案じたレスキュー隊員は、自分が瓦礫の中に隠れて救助犬に発見させるのだとか。
生きている人を見つけた救助犬たちは喜び、また新たなる生存者の発見へと意欲を取り戻す。

そんなエピソードがあったそうです。
このエピソードがオフィシャルなものなのかの真偽は定かではあありませんが、
とても納得できると感じました。

救助犬は訓練の際に、かくれんぼの様に隠れた人を探し、発見したら褒めてもらえる、という訓練を経て現場に臨んでいるので、という解釈をしてしまうとやや冷めた見方ととられるかもしれませんが、それを加味してもやはり『遣り甲斐』や『報酬』というものは何かを成そうとするときの大きなモチベーションとなるのでしょう。

それが、『お金』だったり『達成感』だったり『笑顔』だったりと様々でしょうが、
努力や仕事の対価として何かを得れる、というのは欠かせないものだと思います。

行動療法という心理療法でも、トークン(代用貨幣)をご褒美として、特定の行動を強化したり減らしたりという方法もとられます。

日々の仕事や生活の中で、遣り甲斐や目的意識を見失ってしまうと、
モチベーションが低下してしかい、能力の低下や意欲の低下を招き易くなります。

もし今、仕事や勉強などの、努力が求められる場面で思うように成果が出せていないと感じている方がいるなら、何かしらのご褒美を自分に設定してみてはいかがでしょう。

なんだっていいのです。欲しかった服でも、食べたかった美味しいものでも、旅行でも。
ともすれば、ゆっくり休む休日、なんていうのもご褒美になりもするでしょう。

「ご褒美を目的に頑張るなんて不純だ」
そんなストイックな考え方も高潔だとは思いますが、頑張ったことを褒めてあげるのだって大事なことです。
大人になると、なかなか人から褒めてもらえる機会も減ります。
ですから、自分で自分にご褒美をあげる。

そんな意識を持つと、『頑張る方法』の種類が増えるかもしれません。

あなたにとってのご褒美はなんでしょう。たるみでした。


※お知らせ
教材用のカウンセリングDVD制作を計画しています。
つきまして、ボランティアでクライエント役をして頂ける方を募集しています。
興味のある方は下記宛先『名古屋 栄カウンセリング』までメールでのご連絡お待ちしています。


垂水俊輔のカウンセリングの詳細やお問い合わせはこちら
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈
名古屋 栄カウンセリング
 URL:http://sakaecog.web.fc2.com/
 
❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈・❈