2015年11月2日月曜日

変化の先という未知の領域


今日は私が講師を勤めさせていただいているカウンセラー養成学校『日本カウンセラー学院』の元学院生さんとのお食事でした。

私のスタンスとして、卒業された後は講師と生徒という関係を継続せず、一人の人間同士、専門家同士としてお付き合いしていくことを望んでいます。
資格取得学校の講師と生徒ですし、資格をとった方はもう専門家ですし。そこは一般の学校での先生と生徒という関係とは少し違う気がするんですよね。

そうして、お食事や飲み会などで再会し、卒業後の近況などを聞くのがこの仕事の大きな楽しみの一つでもあります。
皆さん、在学中とは人生に大きな変化迎える方が多いと感じます。

それは、心理職として活動を始めるもいう狭い意味だけでなく、
人生の転機を迎える方が多いという意味で。
転職、起業、結婚、離婚、転居など。
人生観が変わる、とか考え方が変わるというレベルでなく、生き方やその環境を大きく変化させる方も多くいらっしゃいます。

今日お食事した方も、在学中とは違うお仕事を始められ、その活躍話を肴にお酒を美味しく酌み交わしました。

当学院は最大でも1年半の学び期間となります。
どうしてたった一年半の短い期間で、人生の転機を迎える方が多いのでしょう。

その要因の一つに、を心理を学ぶことで『変化』を恐れることなく進めるようになったというのはあると思います。
変化というのは、ある意味未知の領域に踏み込むことが求められ、そこには当然のように恐怖や不安もつきものです。

カウンセリングの現場で仕事をしていて感じることで、
悩み事を持つ方の多くは、現状を変えたいと願いつつ、その現状の変化を恐れるという矛盾が多くあります。
その気持ちには、「今より悪くなったらどうしよう」
そう思うと、現状に手を加えることに躊躇してしまうんですね。
仕方のない思考です。それは時には自分を守るために有効にもなります。
しかし時には、問題の固定化を招いてもしまいます。

問題を抱えた現状を脱する為には、時として「どうなるかわからない」けれども現状を変えるという、未知の領域へ飛び込む勇気も必要になることがあります。
勿論それは、闇雲に出鱈目に、投げやりに行うのではなく、
慎重に、一つひとつ変化を確かめながら行ってゆく必要もありますが。

勇気を出して未知の領域へ踏み出す。そのお手伝いもカウンセリングの大事な一つです。


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