2015年9月9日水曜日

過去に囚われて未来を嘆くも


 テレビが壊れました。
今朝、出かける支度をしながらスイッチを入れたところ電源が入らない。
そういえば昨晩、急に電源が落ちたのですが、直ぐにリモコンで点いたので、間違えてボタンでも押したのかな?程度で気にも留めていなかったのですが、あれが予兆だったようです。
まだ購入間もないのに故障とは……ツイてないです。テレビだけに。

そういえば最近やたらと家電の故障に見舞われている気がします。
自宅のPCが故障したり、携帯音楽プレーヤーも調子が悪い。
ウォシュレットも先日水が出なくなるというトラブルが。

これはなにか良くないバイオリズムにでも入ってしまったか?
厄年でもないし……はて?

さて、そんな風に
悪いことや不運が立て続けに起きる、そんな経験をされたことはありませんか?

人は基本的に、『楽しい思い出』よりも『嫌な思い出』のほうがより鮮明に記憶に残りやすいといわれています。
理由は諸説いろいろあります。

例えば、嫌な記憶というのは自分の身の危険に繋がっていることが多く、その後の人生において危険に対処する方策として参考になりやすい嫌な記憶のほうが残りやすい。

他にも、楽しかった出来事というのは比較対象がなく印象も薄いので記憶に残りにくい。一方、嫌な出来事は印象的なものが多く、記憶にも留まりやすい。

または、基本的に楽しい経験というのは心が穏やかでいられる状態なので起伏もあまりないのに対して、嫌な経験はストレスがかかる分感情の起伏も大きく、印象に残りやすい。

などなど、嫌な記憶のほうが残りやすい理由を挙げれば様々な説があります。

私が言いたいことは、どの説をとったとしても、
嫌な記憶は印象に残りやすいのでそればかりが思い出される傾向にある。
ということです。

「人生不幸ばかりだったよ」
そんな風に嘯く人も、詳しく聞いてみたらあながち不幸ばかりでなく結構幸せも経験しているんですよね。
むしろ、幸せ記憶ばかりを忘却してしまい、不幸な記憶ばかりを覚えていること自体が不幸といえるのかもしれません。

もちろん心理療法では、『過去の嫌な経験』を塗り替えてトラウマ的な記憶を心理的に改ざんするという手法もあります。
もっと自然な方法では、過去の嫌な記憶の『捉え方』を変えることで良い記憶にもなることを目指す心理療法もあります。

過去は如何様にも編集できる、というところですかね。
それを自分にとって不都合な改変をしてしまう場合と、
自分にとって都合よく改変してしまえるのなら、
私は未来のためになる改変を望みたいですね。

世界線を超えなくても過去は改変できる。たるみでした。


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