2015年9月10日木曜日

からだの声に耳を傾ける

 
最近やたらと甘いものが食べたくなります。

「疲れているときには甘いものが食べたくなる」という風説をよく聞きますが、
あれって実は少し解釈が違うという説もあるとか。

確かにチョコレートなどに含まれるブドウ糖は、疲労回復に一時的には効くそうですが、
むしろ血糖値があがることでインスリンが分泌され、逆に摂取前よりも血糖値は下がってしまうとか。

実は甘いものを食べたくなる時に本当に体が欲しているのはビタミンCで、本能的にビタミンCをとる方法として果物の摂取を求めるそうです。なので、甘いものを体が求める、そんな説もあるそうです。

あくまで”そんな説もある”ですからね。

さて、言いたいのはその真偽でなく、体って凄いなってことでして。
自分自身のことで自覚の及ばない体調や内的器官の働きに対して、的確に状態を改善する為の指令を出す。
そんな優秀な機能を備えているということに感心します。

心理的なストレスにより症状が現れることがあります。
その現れ方も、頭痛、胃痛、倦怠感、胃潰瘍、高血圧など様々です。

そんな症状が現れて、病院へ行きストレス性と診断されてはじめて
「あぁ、自分はストレスを感じていたのだなぁ」
などと実感することも少なくありません。
頭が認めるよりもっと前に体はサインを出していたということですね。

『体』は『頭』よりもずっと『心』に近いところにあります。
物理的な話じゃないですよ。

なので、心理療法の中にはダイレクトに『体』に尋ねてしまおうというものもあります。
例えば、「理由はわからないけれど考えるだけで憂鬱になる」
そんな時に、憂鬱になる原因を考えてもわからない場合が多いです。
なので、その憂鬱になることを考えた時に体はどのような反応を示すのか、に注目してみます。

例えば、胸の辺りのもやもやを感じ続けていたら大きな声が出したくなった。
体に任せるままに声を出してみたら、自分でも意外な言葉が自然に零れだした。

例えば、そのことを考えていると拳をきつく握っている自分に気がついた。
そのままきつく握り締めていたら、この感情は怒りなのだということに気がついた。

あくまで一例です。他にも色々なことがおきます。

頭で考えてわからない時は体に聞いてみる。
意外と効果的ですよ。

体は嘘をつきません。たるみでした。


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