2015年8月29日土曜日

習慣を継続することの本質



 というわけで名古屋に戻ってまいりました。

二日間外泊をしていたわけですが、その間もこのブログは更新していました。
別段、厳格なルールを自分に強いているというわけでもないのですが、習慣化している一日一記事更新という自分ルールを破ることなく継続できて満足です。

というよりも、もはや習慣になっているので更新しないとどうも落ち着かなかったんですよね。

『習慣』というのは生活のリズムを整えたり、目標達成の為には有効なものですが、時には自分を縛り自由を奪ってしまうものにもなりかねません。

「習慣だから無理を押してもやらなければ!」

そんな風に自分を苦しめる為の制約になってしまって本末転倒な気もします。
そしてそれが行き過ぎてしまい、症状とみなされる場合もあります。

『強迫神経症』と呼ばれる精神疾患なのですが、最近は『強迫性障害』『不安障害』という名前で診断されることが多いです。

強迫観念と強迫行為という症状からなる疾患でして、わかりやすく説明すると、
自分の意思では制御できない不安や恐怖に見舞われてしまい、その不安や恐怖を打ち消す為に特定の行動を繰り返してしまう、というものです。

一般的にも知られるものとして、不潔であるという想いが頭から離れず手洗いを繰り返してしまう所謂『潔癖症』や、
ガスの元栓や鍵・窓を閉めたかどうかが気になって何度も確認せずにおられず外出できない『確認行為』
などが挙げられます。

この強迫神経症ですが特徴としては、
その強迫観念や強迫行為が『不条理』『非合理』的であることを本人も自覚している
というのがあります。
つまり、
「そんなわけないんだけど……」
「やらなくても大丈夫だってわかってはいるんだけど……」
なのに、その観念がとまらない、行為がやめられないということなんですね。

むしろ、本人が納得していてその行為を繰り返すのであれば、そこに苦痛はあまり伴わないかも知れません。
自分自身でも、こんな考えはばかげていると思いながらもやめられない、そこにこの疾患の葛藤と苦しみがあるのかもしれません。
たとえ、良い習慣だとしてもその習慣に縛られることで人生が生き辛くなるのなら、

その習慣は何の為に行っていて、その本質はどこにあるのか。

それをしっかり見極めて、そこに柔軟性を持たせることも必要な場合もあるのでしょうね。

これからも出張や海外研修も予定していますが私の習慣はどのように対応するのでしょうか。たるみでした。


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