2015年7月5日日曜日

空間を造る











空き時間にふとコーヒーが飲みたくなりはじめて入る喫茶店へ。
さすがは愛知県、喫茶文化が盛んな土地ですのでこういう時には困りません。

立ち寄った喫茶店はチェーンでない個人店で、店主さんが自分の好きなものを集めて作ったような雰囲気でした。
店の入り口では猫の置物がお出迎え。さらにあちこちにも猫の置物やグッズが置かれており、猫好きにはたまらない空間でしょう。
しかし私は残念なことに犬派。
もちろん猫も好きですが、犬を見た時とは顔の表情筋の緩み方が違います。

そんな店内を見渡してみると、
どうもこの店舗、元はラーメン屋だったのかな?
そんな推測ができるような建物の構造。

大事なのはそんな粗探し的なことではないんですよ。
よく細部を見ないと元ラーメン屋だったとは思わせないほどに、喫茶店として細かい装飾が工夫されているんですね。
むき出しのダクト管はアンティーク調に加工されていてお洒落ですし、
元はカウンター台であったあろう部分には、小物やインテリアで機能的な仕切りとなっていました。
ゼロから空間演出をするのも良いのですが、こんな風に既にある空間を自分の趣味で装飾していくという工夫が見ていて楽しいのです。
店主の人柄が透けて見えるようで、個人店のそういうところが好きなんですよね。
コーヒーも美味しかったですよ。コロンビア豆ですっきりとした酸味がアイスにすると引き立って心地よい清涼感でした。

だから私はあまりチェーン店は選びません。
スターバックスなどはビジネスモデルとして確立したものではありますが、どの店舗も同じイメージなので新鮮さを感じにくいので、喫茶店に立ち寄る際にはできるだけ個人店の純喫茶というやつを探しています。

実は私もそうだったんですよね。
もう15年ほど前になります。関東で初めてカウンセリングルームを独立開業したときの店舗は、元は本屋さんでした。
その店舗を、自分なりのカウンセリングルームに演出しようと色々と工夫をしました。
部屋のしきりにアコーディオンカーテンを取り付けたり、テーブルをホームセンターで買ってきた木板を使ってカウンターに改造したり。当時は大変でしたが今考えると、その作業が私にとっての自分のカウンセリングルームを作っていくという大事な作業だったと思います。

今の名古屋のルームも、カウンセリングという目的の為のオリジナルな空間にしようと現在進行形で工夫中です。
どうすればより話しやすい空気を感じてもらえるのか、
相談者が自分の問題に向き合うという特別な空間でありつつも安心感のある場所になるか。

"誰か"の事を想って、場所を作るというのは楽しく幸せな作業です。

チェーン店でもコメダは好きなんですよね何ででしょう。たるみでした。

※お知らせ
教材用のカウンセリングDVD制作を計画しています。
つきまして、ボランティアでクライエント役をして頂ける方を募集しています。
興味のある方は下記宛先『名古屋 栄カウンセリング』までメールでのご連絡お待ちしています。



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名古屋 栄カウンセリング
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