2015年6月4日木曜日

見た目で判断してはいけない



私のルームが入っているビルは道路を挟んで大きな公園があります。
その公園、カラスが多いんですよ。
そのカラスたち、繁華街なので人に慣れているのでしょうね。怖がらずに人に近寄ってきます。





















気のせいか、貫禄さえ感じます。
さて、みなさんはカラスにどのようなイメージを持っていますか?
あまり良いイメージではないのでは?
確かに神話などではその黒一色の羽毛が死を連想させるとして悪魔の使いや化身など、不吉の象徴として描かれることが多いようです。

そんなカラスですが、たしかにその知能の高さから狡猾な行動も見られるようです。
他にも、危害を加えた人間を判別して襲ったり、クルミを割るのに自動車を利用したりと、確かに他の動物とは一味違うようです。

しかし、高い知能を持つということはなにも悪いことにばかり使うわけでもないらしく、
仲間を護ったり、『遊ぶ』という概念もあるという説もあるそうで、もしかして歩み寄ってみたら人間にとって案外いい友達になれるのかもとも思ってみたり。
実際、日本の神話では逆に神の使いとしても描かれていたりもします。
しかしその不吉なイメージから、あまり人気はないようですね。

このように、人はイメージで相手を判断することがあります。
特に最初のイメージというのは重要で、
人は第一印象で持った印象が、のちの印象にも影響すると言われます。
これを『初頭効果』といいます。

例えば、一度だけ会ったことのある知り合いが、街で警察官と立ち話をしているところを見かけたとします。
その人の第一印象が悪かった場合
「やっぱり悪い人だったんだ。きっと何やらかしたんだろう」
そう思うかもしれません。
逆に、第一印象が良かった人なら、
「どうしたんだろう、道にでも迷ったのかな」
こんな風に、同じ場面に遭遇してもその人のイメージ次第で180度違う捉え方をしてしまうかもしれません。

逆に言えば、どれだけ誠実な人間でも第一印象が悪いとそのイメージを払拭するのに苦労するかもしれません。
そして第一印象とは得てして、内面よりも外見や声、話し方などで判断されることも少なくありません。

初めての人と会う時、ちょっと意識してみると人間関係が円滑になるかもしれませんよ。

ちなみにカラスと同じくイメージの悪いハイエナ。
横取りする卑怯者というイメージがありますが実はハイエナはとても優秀なハンターで、あの百獣の王ライオンの方がよほど横取りをするらしいです。

人も動物も、イメージで語ってはいけないですね。


第一印象はオタクっぽい。でも実は……? たるみでした。


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